読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

お気に入りのパン屋さん


f:id:kotorinai:20160321045728j:plain


特別、パンが好き
というわけではないのですが、
今は、パンにはまっています。
 
ナッツやフルーツ、チーズがつまった
ハード系のパンが好きで、
週末にまとめ買いをして冷凍。
忙しい朝や、小腹がすいたときに、
セラミックの焼き網で軽く焼いて食べる
のが、おいしい。
 
パンそのものの、
おいしさもさることながら、
私がパンにはまっている理由は
他にもあって、
 
それは、お気に入りのパン屋さんが、
とっても、あったかいから。
 
そのパン屋さんはそれほど大きくはなく、
まだ若いご夫婦2人で運営されていて、
大型の有名店とは違うけれど、
近所では人気で、
夕方にパンが売り切れることもしばしば。
 
おいしいということの他に
何がすごいのかというと、
それは、こだわり。
 
小麦粉や牛乳の産地、種類。
パンによって使う砂糖を変えるとか。
チョコはベルギーのなんとか。
明太子は博多ので、
カレーパンのカレーは油を使ってなくて、
ボロネーゼはこうやって作っていて、
この野菜はどこので特徴は、とか
 
徹底的に振り切っている
職人的なこだわりが
好きなのはもちろん、
さらに、
彼らの人柄が、とっても気持ちがいい。
 
週に1回、
多くても2回しか買いにいかないのに
私の顔を覚えてくれていて、
しかも、前回買ったパンや、私の好み、
バケットはこう切ってほしいとか、
そういうことまで、しっかり覚えている。
 
何度か通ううち、
「いらっしゃいませ」が
「こんにちわー!」に変わり、
 
「いつも、来てもらっているので、
今度、ポイントカード作りますね」
と言っていて、
次に行くと、
本当にお店のポイントカードができていたり。
(それまで、
お店のポイントカードはなかった)
 
小麦粉にこだわり、
できるだけ不要なものをのぞいた
シンプルなパンを
ベビー用に買っているのだけど、
私にはわからないレベルの
「パンの仕上がりがいつもより小さめだから」
という理由で値段を下げてくれたり
 
「不格好に焼けて店頭には出してないけど
このパン、よければ食べてくださいね」と
奥から、おまけを持ってきてくれたり
 
そういったサービスだけではなく、
このパンはこうやって食べると
もっとおいしいとか、
先日、こういう食べ方をしたら
意外とおいしかったとか、
話しかけてくれたり。
 
私の方も、
4月にベビー用のパンを作ろうと思ってて
と話をすると、アドバイスをくれたりと
世間話も増えて、
 
だけど、売り手と買い手という距離は
とうぜん保たれていて近づきすぎず、
本当に居心地がいい。
 
もちろん、私にだけではなく、
どのお客さんに対しても、
こういった姿勢で向き合っているから、
人気があるのも、そりゃそうだという感じ。
 
商売だから、営業トークなのかな
そう思うんだけど、
 
だけど、30半ばになると、
それが営業トークみたいな
表面だけの言葉やふるまいなのか、
そこに心があるのか、ないのか、
だいたいわかってきて、
 
で、彼らには、
あったかいものがあるように思えるし
これから先、長く大切にしたい
人間関係というのは、
ほんのりと温かくて、思いやりがあって、
居心地のいい、こういう関係
なんじゃないだろうかと思えてくる。
 
たまにお昼ごはんを食べそびれて買いに行くと
「本日のパンは売り切れのため閉店です」
なんて貼り紙があったりして、
 
そういう時、空腹でひどく機嫌が悪い私は、
イラッとするはずなんだけど、
 
このパン屋さんの場合は、
「そりゃ売れるよね、仕方ないわ」
と、すがすがしい気持ちで
あきらめることができるんだな。
それも、このパン屋さんだからこそ。
 
と、朝食のパンを食べながら。
 
もぐもぐ。
 
 

インコの写真集、発売中です!

小さなともだち インコ時々ベビー、たまにワンコ

小さなともだち インコ時々ベビー、たまにワンコ